備前焼

数ヶ月前に陶器市で1500円くらいの備前焼の湯飲みを買いました。
出来心です。
もういいおっさんなので。
調べたところ棧切りとか呼ばれるような焼色のようで灰色・黒色・赤色が適度に混ざり合った色で、偶然で作っている部分も多いのだろうなぁと。

備前焼ものしり事典

で、結構気に入ったので、備前焼の里、伊部(いんべ)に行ってまいりました。
場所はJR赤穂線伊部駅あたり。

まずは備前焼伝統産業会館に行ってみました。行ってみました、と書きながら、伊部駅北口は備前焼伝統産業会館の建物に取り込まれています。この二階が備前焼の展示即売所になっておりました。
ここで売られているものはやや美術品方向の"作品"が多いのかなぁと。見ていて楽しいけれど、家で使うにはもったいないようなものたちで、まぁ備前焼はどんな感じかを見るのにはよいのかと。ここで伊部あたりの窯元とか作家とかの場所がまとめてある地図がおいてあり、街歩きするときは必須です。

駐車場を越えたところに岡山県備前陶芸美術館なるものがあり、備前焼を展示公開しているらしいのですが、まぁそこはいいかな、とパス。

先ほどの地図を広げ見てみると、そこらかしこに作家や窯元、販売業者があるようで、まぁ、どこに行ったらよいのか、よくはわかりませんでした。しかも地図は陶友会が作っているので会員の店しか出てなく、地図に無い店もあったりして。販売業者はまぁ備前焼を展示販売しているのですが、作家や窯元は店として展示販売していたり、していなさそうだったり、展示はしていてもなかなか中に入りづらいドアだったり中の照明具合だったり。ほかの街歩き勢も同様なようで、自分がふらっと展示販売している店に入ってみると、ようやく後から同じように入ってくる、みたいな。上から5人くらいの名の売れた作家は別として、いいものをただ作るだけではなく、客にみてもらうチャンスを作るのも必要でねぇのかなぁと他人事ながら思いました。まぁ個人よりも販売業者に売るほうが大きいだろうからそれはそれでよいのかもしれませんが。

そういえばこのあたりの車庫、簡易の屋根付が多かったです。釜から灰が降ってきたりするのかな。あと、備前カレーなるものを押しているらしいです。カレーが備前焼に乗って出てきたりします。それで充分でござる。

あと帰ってから調べたら、ろくろ実演の動画があって、すごかったですよ。


毎年10月に備前焼まつりがあるそうです。